第9章 心臓血管系に作用する薬物
問7 A

リシノプリル水和物は,末梢血管抵抗の減少,心肥大抑制作用を示すため,慢性心不全の治療に用いられる.

正解

不正解

リシノプリル塩酸塩は,アンギオテンシン変換酵素阻害薬であり,アンギオテンシンⅡの産生及びアルドステロンの分泌を抑制して,末梢血管抵抗の低下による後負荷の減少,Na・水貯留の抑制に循環血液量減少による前負荷の軽減や,心肥大抑制により,心不全の病態の進展が抑制される.