第14章 病原生物に作用する薬物
問7 A

クラリスロマイシンは,ピモジド,エルゴタミン含有製剤を投与中の患者に対しては禁忌である.

正解

不正解

クラリスロマイシンは,肝代謝酵素チトクロームP450 (CYP)3A4 阻害作用を有し,ピモジド,エルゴタミン含有製剤などのCYP3A4で代謝される薬剤と併用すると,併用薬剤の代謝を阻害して血中濃度を上昇させ,QT延長や心室性不整脈(ピモシド),血管攣縮等(エルゴタミン含有製剤)の重篤な副作用を引き起こす可能性があるため併用禁忌である.