第4章 中枢神経系薬
問38 H

高頻度にみられるモルヒネ塩酸塩の副作用に,便秘,嘔気・嘔吐,眠気が挙げられる.

正解

不正解

投与開始時に1/3の患者には悪心・嘔吐があるので,その予防薬投与や,必発し長く続く便秘には下剤の投与が必要で,せん妄などの意識障害に留意する必要がある.特に腎機能の低下に伴い,血中morphine-6-glucuronide濃度が上昇して傾眠傾向が強く現れるので腎機能には留意する.