第6章 利尿薬
問1 A

アセタゾラミドは,Na+-H+交換系を直接阻害し,強い利尿効果を示す.

正解

不正解

アセタゾラミドは,炭酸脱水酵素を特異的に抑制する薬物であり,近位尿細管上皮細胞内においてH+の濃度を低下させ,間接的にNa+-H+交換系を阻害し,Na+再吸収を抑制して利尿作用を示す. また腎臓でのNa+再吸収機構におけるNa+-H+交換系の寄与はそれほど高くないため,利尿効果は弱い.