炭酸脱水酵素阻害薬のアセタゾラミドは,肺胞中のHCO3-の尿中排泄を増加させるとともに,代謝性アシドーシスをひき起こしてpHを低下させる.pH低下により化学受容器を介して呼吸中枢が刺激され,換気量が増大する.このため呼吸性アシドーシスに対する改善作用をもたらす.