第7章 呼吸器系に作用する薬物
問4 B

コデインリン酸塩水和物は,モルヒネよりも咳中枢抑制作用が強いため鎮咳薬として用いられる.

正解

不正解

コデインは,アヘンに含まれる代表的なフェナントレン系アルカロイドで,オピオイド受容体に結合してモルヒネと同様の薬理作用を示すが,その効力はモルヒネよりも弱い. ただし,耐性,依存性や悪心・嘔吐,便秘などの副作用も少ないため鎮咳,鎮痛の目的で使用されている.