イプラトロピウムは,抗コリン性気管支収縮抑制薬であり,抗コリン作用により排尿障害を引き起こす可能性がある. すでに尿路の閉塞がおきている前立腺肥大症の患者では,排尿困難や尿閉などが発現しやすいため禁忌となっている.