第7章 呼吸器系に作用する薬物
問10 C

気管支拡張薬のイプラトロピウム臭化物水和物は,前立腺肥大症の患者には禁忌である.

正解

不正解

イプラトロピウムは,抗コリン性気管支収縮抑制薬であり,抗コリン作用により排尿障害を引き起こす可能性がある. すでに尿路の閉塞がおきている前立腺肥大症の患者では,排尿困難や尿閉などが発現しやすいため禁忌となっている.