第12章 消化器系に作用する薬物
問12 D

タンニン酸アルブミンは,腸管内で徐々に分解してタンニン酸を遊離し,腸管に緩和な収れん作用をあらわすことによって止瀉作用を示す.

正解

不正解

タンニン酸アルブミンは,タンニン酸とアルブミンの化合物で,口腔,胃では分解を受けずに小腸のアルカリ性消化液で徐々に分解されタンニン酸を遊離し,腸粘膜蛋白と結合して被膜を形成し腸粘膜の保護作用,炎症抑制作用(収れん作用)を示す.