第13章 血液・造血器官に作用する薬物
問3 A

フィルグラスチムは,遺伝子組換えヒト顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製剤で,好中球の産生を促進し,好中球減少症の治療に用いられる.

正解

不正解

顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)は,好中球の産生を特異的に促進する造血因子であり各種の好中球減少症の治療に用いられる. フィルグラスチムは,遺伝子組換え技術により産生されたヒトG-CSF製剤で,骨髄中の好中球前駆細胞に選択的に作用して,その分化・増殖を促進させるとともに,成熟好中球の骨髄からの放出の促進及び好中球機能を亢進させる.