第13章 血液・造血器官に作用する薬物
問5 B

トラネキサム酸は,プラスミンやプラスミノ-ゲンがフィブリンに結合するのを阻止し,線溶作用を示す.

正解

不正解

トラネキサム酸は,止血薬であり,抗線溶作用を示す. 線溶系(線維素溶解系)においては,プラスミノ-ゲンから生成されるプラスミンがそのセリンプロテアーゼ活性によりフィブリン(線維素)を分解するが,トラネキサム酸は,プラスミンやプラスミノ-ゲンがフィブリンに結合するのを阻止して,フィブリン分解を抑制する.