アシクロビルは,ヘルペスウイルス感染細胞内でウイルス性のチミジンキナーゼにより一リン酸化された後,細胞性キナーゼによりリン酸化され,活性型のアシクロビル三リン酸となる. アシクロビル三リン酸はDNAポリメラーゼの基質であるデオキシグアノシン三リン酸(dGTP)と競合的に拮抗することによってDNA ポリメラーゼの作用を阻害し,ウイルスDNAの複製を阻害する.