第3章 体性神経系薬
問8 A

ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物やスキサメトニウム塩化物の解毒の目的に,ネオスチグミンメチル硫酸塩が用いられる.

正解

不正解

ネオスチグミン(コリンエステラーゼ阻害薬)によって,競合的拮抗型のツボクラリンは,筋弛緩作用が減弱されるが,一方,脱分極型のスキサメトニウムの筋弛緩作用は増強される. ネオスチグミンはツボクラリンの筋弛緩作用の過剰効果に対する解毒に使用されるが,スキサメトニウムの解毒目的には用いられない.