局所麻酔薬の多くは弱塩基性薬物なので,体液pHが低値ほど,神経細胞膜の通過性を欠くイオン型の分画が多く,神経細胞内への到達が減少するので局所麻酔作用は減退する. 体液のpHが高値ほど局所麻酔作用は増大する.