問1 A. ヒスタミン クロルフェニラミンマレイン酸塩は,H1遮断作用によりアレルギー性鼻炎を抑制し,くしゃみも抑制する.

問2 A. ヒスタミン エピナスチン塩酸塩は H1遮断薬で,ケミカルメディエーター遊離抑制作用を有し,気管支ぜん息,アレルギー性鼻炎,じん麻疹に用いられる.

問3 A. ヒスタミン ケトチフェンフマル酸塩が気管支ぜん息に奏功するのは,好酸球からのヒスタミン遊離を抑制するからである.

問4 A. ヒスタミン メキタジンはH1遮断作用とケミカルメディエーター遊離抑制作用を持ち,中枢抑制作用の弱い抗アレルギー薬である.

問5 A. ヒスタミン ヒスタミンは,気管支拡張,血管拡張,腸管収縮作用を持つ.

問6 A. ヒスタミン フェキソフェナジン塩酸塩は中枢抑制作用は強いが,H1遮断作用とケミカルメディエーター遊離抑制作用を有している.

問7 B. レニン プロプラノロール塩酸塩は,傍糸球体細胞のβ1受容体を遮断し,レニン分泌を促進する.

問8 B. レニン アンギオテンシンⅡは,レニン分泌を増加して血圧を上昇する.

問9 B. レニン 循環血液量の減少を傍糸球体細胞が感知し,レニン分泌を促進する.

問10 C. アンジオテンシン ロサルタンカリウムはアンギオテンシンⅡ(AT2)受容体遮断薬であり,高血圧及びタンパク尿を伴う2型糖尿病の糖尿病性腎症に適応される.

問11 D. ロイコトリエン ロイコトリエン(LT)受容体遮断薬モンテルカストナトリウムは,気管支ぜん息に有効である.

問12 E. セロトニン グラニセトロン塩酸塩は5-HT2受容体遮断作用により,抗悪性腫瘍薬の消化器症状(悪心・嘔吐)に適応がある.

問13 E. セロトニン 中枢神経系のセロトニン伝達神経系は,縫線核から発している.

問14 E. セロトニン モサプリドクエン酸塩水和物の消化管機能低下作用は,消化管内在神経叢のセロト ニン5-HT4受容体刺激を介する,アセチルコリンの遊離抑制による.

問15 E. セロトニン フルボキサミンマレイン酸塩は,セロトニンの再取り込みをセロトニン作動性神経終末で特異的に抑制する.

問16 E. セロトニン サルポグレラート塩酸塩は5-HT1受容体を遮断し,血小板凝集作用を示す.

問17 F. アルドステロン エナラプリルマレイン酸塩のアルドステロン分泌促進作用は,末梢血管抵抗の減少作用に基づく.

問18 G. プロスタグランジン ベラプロストナトリウムはPGI2誘導体であり,慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍や疼痛に用いられる.

問19 G. プロスタグランジン アルプロスタジル(PGE1)は血管拡張作用により末梢循環を改善するが, 子宮平滑筋に対する作用で流産を招く危険がある.

問20 G. プロスタグランジン PGI2の胃粘膜保護作用は,胃粘液分泌促進作用による.

問21 G. プロスタグランジン 感染症での発熱には,脳内でのプロスタグランジンの産生が関係している.

問22 H. ブラジキニン ブラジキニンの血管拡張作用は,一酸化窒素(NO),PGI2,PGE2等が関与している.

問23 I. トロンボキサン 気管支ぜん息治療薬セラトロダストは,TXA2受容体刺激薬である.