問1 A. 用量(濃度)・反応関係 用量-反応曲線は用量を対数目盛りすると,右肩上がりの直線を示す.

問2 A. 用量(濃度)・反応関係 薬物の併用による相加作用は相乗作用より効果が強く現れる.

問3 A. 用量(濃度)・反応関係 作用部位の異なる二つの薬物が相反する作用を持ち,併用によって機能的

問4 A. 用量(濃度)・反応関係 試験に用いた動物の半数が死亡する用量を50%致死量として,ED50と表記する.

問5 A. 用量(濃度)・反応関係 LD50/ED50の比が大きいほど,薬物の毒性は強い.

問6 B. 薬物受容体 作用薬の増量は競合的拮抗薬の効果を打ち消すことができる.

問7 B. 薬物受容体 pD2とは,作用薬が最大反応の50%の反応をひき起こすモル濃度EC50 の対数値をいう.

問8 B. 薬物受容体 pA2とは非拮抗薬の効力を示す指標である.

問9 B. 薬物受容体 内活性が1.0である作用薬は,完全アゴニストである.

問10 B. 薬物受容体 部分アゴニストは完全アゴニストと併用すると,アンタゴニストとして働く.

問11 C. 副作用・有害作用 薬物作用の中で,治療上好ましい作用を主作用といい,それ以外の作用を副作用という.

問12 C. 副作用・有害作用 有害事象は,薬物との因果関係がはっきりしないものを含めた好ましくない作用のことである.

問13 C. 副作用・有害作用 抗ヒスタミン薬ジフェンヒドラミン塩酸塩のもつ鎮静作用は,臨床用途によらず副作用である.

問14 D. 細胞内情報伝達 インスリン受容体は,細胞膜7回貫通型のGタンパク質共役型である.

問15 D. 細胞内情報伝達 促進性Gタンパク質にGTPが結合することにより,アデニル酸シクラーゼが

問16 D. 細胞内情報伝達 コレラ毒素はGTPアーゼ活性を消失させ,Gsαタンパクの活性化状態を持続させる.

問17 D. 細胞内情報伝達 百日咳毒素はGiαとの結合(共役)を阻害する.

問18 D. 細胞内情報伝達 GqタンパクはPI代謝回転を抑制する.

問19 D. 細胞内情報伝達 糖質コルチコイド受容体は細胞膜に存在し,糖質コルチコイドが結合すると核内に移行し,作用を発揮する.

問20 D. 細胞内情報伝達 アセチルコリンのニコチン様受容体はGタンパク質共役型受容体である.

問21 D. 細胞内情報伝達 GABAA受容体はクロルイオンチャネル内蔵型で,アゴニストが結合すると細胞膜は過分極する.

問22 D. 細胞内情報伝達 イオンチャネル内蔵型受容体では,作動薬が受容体に結合すると,Gタンパク質を介してイオンチャネルを開口させる.

問23 D. 細胞内情報伝達 K+チャネルが開口すると,細胞外から細胞内へK+が流入する.

問24 E. 薬物動態 胆汁中に排泄された物質が再び吸収され肝臓に戻ることを,腸肝循環という.

問25 E. 薬物動態 薬物を口腔粘膜から吸収させることにより,肝初回通過効果を回避できる.

問26 E. 薬物動態 循環血液中の薬物の中枢神経細胞へ移行する過程の障壁として,血液脳関門がある.

問27 E. 薬物動態 薬物の体内動態は,投与,分布,代謝,排泄の諸過程から成り,各過程の頭文字をとり,ADMEと称する.

問28 F. 薬物連用 退薬症候(禁断症状)を伴う薬物依存が精神依存であり,伴わない薬物依存が身体依存である.

問29 F. 薬物連用 あらゆる犠牲を払っても目的の薬物を手に入れようとする精神的あるいは身体的な状態を,薬物依存という.