問1 A. 視床下部ホルモン レボドパの投与によりプロラクチン分泌は促進される.

問2 A. 視床下部ホルモン ブセレリン酢酸塩の頻回投与により,下垂体からLHやFSHの遊離は抑制される.

問3 A. 視床下部ホルモン テルグリドは,TSH分泌およびプロラクチン分泌を促進する.

問4 B. 下垂体ホルモン 下垂体前葉からのACTH分泌は糖質コルチコイドの投与によって促進される.

問5 B. 下垂体ホルモン 下垂体後葉からのバソプレシン分泌は血液浸透圧の上昇によって抑制される.

問6 B. 下垂体ホルモン 下垂体前葉機能が正常の場合に,メチラポンのACTH分泌抑制作用が発現する.

問7 C. 甲状腺ホルモン 甲状腺ホルモンは,血液中では主に遊離型として循環し,血漿タンパク質との結合は少ない.

問8 C. 甲状腺ホルモン プロピルチオウラシルは,チログロブリンのヨード化を阻害する.

問9 D. カルシトニン・上皮小体ホルモン カルシトニンは,甲状腺の傍ろ胞細胞(C細胞)から分泌され,血清カルシウム濃度の低下を起こす.

問10 D. カルシトニン・上皮小体ホルモン 上皮小体ホルモンはカルシトリオール合成の律速酵素1α-ヒドロキシラーゼ を活性化する.

問11 E. 骨粗しょう症治療薬 メナテトレノンは,骨形成作用のあるオステオカルシンの生成を促進する.

問12 E. 骨粗しょう症治療薬 アルファカルシドールは,腸管でのCa吸収を促進して血清Ca2+を上昇させる.

問13 E. 骨粗しょう症治療薬 エチドロン酸二ナトリウムにより,ヒドロキシアパタイトの結晶形成を促進され,破骨細胞の機能を抑制される.

問14 E. 骨粗しょう症治療薬 カルシトリオールは活性型ビタミンD3,アルファカルシドールはそのプロドラッグである.

問15 E. 骨粗しょう症治療薬 カルシトニン製剤であるエルカトニンは,破骨細胞の形成を抑制し,骨吸収を促進するが,骨粗しょう症性疼痛を軽減しない.

問16 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 クロルプロパミドは膵β細胞のATP依存性K+チャネルを活性化する.

問17 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 トルブタミドは,膵β細胞の電位依存性Ca2+チャネルを直接阻害し,内因性インスリンの分泌を抑制する.

問18 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 ボグリボースは食後の消化管における糖吸収を遅らせる.

問19 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 インスリンは,インスリン受容体に結合しチロシンキナーゼを活性化し細胞内へのグルコースの取り込みを亢進する.

問20 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 エパルレスタットは,高血糖持続時にみられる末梢神経障害を改善する.

問21 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 アカルボースは,インスリン抵抗性改善薬であり,組織のインスリン感受性を増強する.

問22 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 抗不整脈薬として使われるメキシレチン塩酸塩は,糖尿病性神経障害の自発痛 やしびれ感の改善作用がある.

問23 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 β遮断薬はインスリン製剤による低血糖を増強するので,併用時には留意しなければならない.

問24 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 インスリンは,膵β細胞のATP感受性K+チャネルに結合して,血糖低下作用を示す.

問25 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 グリベンクラミドは,膵β細胞のATP感受性K+チャネルの開口を促進し,インスリン分泌を促進する.

問26 F. 膵臓ホルモン・抗糖尿病薬 ナテグリニドには速効性のインスリン分泌促進作用があるので,食後高血糖の改善に 用いられる.

問27 G. 副腎皮質ホルモン 副腎皮質ステロイド投与の突然の中断により,下垂体-副腎皮質系不全の症状が現れることがある.

問28 H. 性ホルモン クロミフェンクエン酸塩投与は,排卵誘発の目的で使用される.

問29 H. 性ホルモン メチルテストステロンの作用として,男性生殖器の発育促進作用とタンパク異化作用が挙げられる.

問30 H. 性ホルモン エストロゲンにより,下垂体後葉からの卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌は促進される.

問31 H. 性ホルモン 卵胞ホルモン・黄体ホルモン合剤は,排卵の抑制目的で使用される.

問32 H. 性ホルモン エチニルエストラジオールは,肝臓での代謝も遅い経口投与で有効な合成黄体ホルモンである.

問33 H. 性ホルモン クロルマジノン酢酸エステルは,前立腺肥大抑制作用の目的で使用される.

問34 H. 性ホルモン テストステロン分泌は間質細胞刺激ホルモン(ISCH)によって促進される.

問35 H. 性ホルモン 黄体ホルモン(LH)は精巣に作用し,テストステロン合成を促進する.

問36 H. 性ホルモン 卵胞刺激ホルモン(FSH)は女性では卵胞の発育を促進し,男性では精巣の精子形成を抑制する.